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三つの柱

■地に足が着く
「企業も家系も三代続かず」と世の中では言いますが、
どうして続かないか、私はよく他人に尋ねます。
すると案外「こういう理由ですよ」と答える人は少ないのです・・・

「企業も家系も三代続かず」
こんな古い伝えもこの頃は聞かなくなりました。
三十年位前でしょうか。
「寛一さん下駄で女を蹴るなんて、明治時代はよかったね。
今じゃたちまち吊し上げ」そんな唄が歌われていました、
その頃は、「ひどいなぁ、今の時代は・・・」と思ったものですが、
今日では吊し上げどころの話ではありません。悲惨です。
今の世の中、この先は何が起こるのか分かりません。
その不透明な時代にどうして企業も家系も続かしたら良いのでしょうか。
「企業も家系も三代続かず」と世の中では言いますが、
どうして続かないか、私はよく他人に尋ねます。
すると案外「こういう理由ですよ」と答える人は少ないのです。
そこで三代続かない理由を数々並べてみました。
高慢、放漫、自慢、威張る、卑下、毒舌、見下す
馬鹿にする、見栄張り、得の先取り、嘘をつく、ずるい、ルーズ
怠け者、無益な殺生(鉄砲撃ち等) 、詐欺、横領、弱い者虐め、貰い癖、けち、
約束決まり事を破る、酒癖悪い、 借金癖(借物返さない)、愚痴を言う、
掃除出来ない(特に汚れた場所)、恐喝
暴力、博打、賭け事、殺人、人身売買、色商売、売国奴、
義理人情なし、神仏への感謝なし・・・
以上 述べたものは大きく三代続かずに該当する文言ですが、
これだけではありません。いろいろ並べ立てましたが、人間には煩悩が百八つと申します。
皆様もこの他「こんなこともあるよ」と数えたりしてみたら、如何でしょうか?
この世に法律があります。有り難くもあり、厳しくもあります。
白と黒とが法律とするなら、神様、仏様にも法が在り、
車を運転なさる方なら判ると思いますが、あのハンドルの遊びの間は何センチくらいでしょうか。
日本は文化、歴史の国。昔から程々にせよ、一線越すな、いい塩梅にしろ、
そこまでそれまでよ身巾で生きろ等々
それはハンドルの遊びの許容範囲と同じ事と思います。
法律では白黒であっても、神、仏様はある程度の許容範囲であれば護ってくれる
護られるとそう思えてなりません。
戦国時代織田信長が言った「我も神の領域に入った」
豊臣秀吉の横暴など(二代続かず)許容範囲を超えた、して天に(神仏)に裁かれた


そんなふうに思います。
ハンドルの遊びの範囲内、一線を越えずに程々に生きようではありませんか。



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